にしかわ歯科口腔外科クリニック｜奈良県天理市二階堂／口腔外科（専門医）・歯科・小児歯科

歯科

虫歯の治療、歯周病治療、冠の治療、入れ歯の治療です。いずれも、口腔機能を改善するための基礎となる治療です。
ひと昔前までは、歯医者＝虫歯の治療ということが一般的でした。なので、以前は歯医者では虫歯を治療するところ、虫歯で抜けてしまった歯のかわりに入れ歯を作くるという患者様の認識が強くありました。しかし、実際の日本人の抜歯になってしまう原因の約３割が虫歯で、約４割が歯周病治療とされています。特に最近の子供では虫歯予防が広がりつつあり、虫歯の数は激減しています。ということは、これからの歯医者は虫歯治療をするところではなくなってきており、むしろ歯周病治療を重視しなければいけない時代に入っています。
　当院では、当然虫歯があれば治療を行いますが、歯周病治療についても歯科医師、歯科衛生士で協力して治療を行い、抜歯にならないように特に強く努めております。また、入れ歯やクラウン、ブリッジを作るうえでも、歯周病にならないように、特に注意して取り組んでいます。
　二階堂地区では高齢化がすすみ、義歯を使用している患者様が非常に多くいらっしゃいます。当院でも当然ながら重点な治療項目として義歯治療を行っています。しかし、義歯を使用している患者様は「入れ歯やから多少痛くてもしょうがない、入れ歯なので外れて当たり前、入れ歯なのでお肉は食べられなくて当然」など、本来改善できることについて、諦めている人、妥協を強くしている人、せっかく新しく作っても諦めて義歯を使用していない人が大変多く存在します。当院では適切な診断、診察を行い、義歯が使用できない原因、新しく作る場合にはどのようにすればよいのか検討して患者様の不利益にならないように最大限の努力をして取り組んでいきます。これまで義歯でお悩みの方も、是非ご相談ください。
 

予防歯科

予防歯科とは一般に虫歯を予防するため、歯周病を予防するためのクリーニングや歯磨き指導とされています。
当院での予防歯科の方針は、まだ虫歯や歯周病になっていない患者様に対して予防を行うのはもちろんのことですが、特に重要としているのは虫歯になってしまった患者様に対して、今後虫歯ができないようにするにはどうすればよいのか、歯周病にかかった患者様に対して、これ以上進行しないようにするにはどうすればよいのかを解決することです。
成人にしても子供にしても虫歯や歯周病になってしまうには原因があります。その原因を見つけ、それに対する解決を患者様とともに行うことです。


①成人の予防歯科
　虫歯や歯周病などの病気が発生する前の予防だけでなく、または治療を終えた後も適切な状態を維持するためには、日ごろのメインテナンスが重要です。特に虫歯治療を受け、レジン充填や冠などの治療を受けたことのある歯は再度虫歯になるリスクが上がります。また、磨き残しが出やすい形になってしまうことも多く、歯周病のリスクも高まることもあります。

ご自宅でのブラッシングなどの口腔衛生管理が基本となりますが、予防歯科ではご自宅でのブラッシングが効率よくできているかを確認するとともに、歯科医院での機材でないと除去が難しい歯の表面の歯石やバイオフイルムを除去します。

3-5か月に1度の受診を基本ですが、基礎疾患やお薬の内容、ブラッシング技術などを考慮し、患者様ごとに期間を設定させていただいております。

②小児の予防歯科
小児の予防についての詳細はこちらから

口腔外科

当院では多くの手術、症例経験を積んでいる口腔外科学会認定 口腔外科専門医が常勤医として在籍しています。口腔外科では、抜歯などの外科手術や、お口の中の粘膜疾患、口腔周囲の外傷、顎骨周囲の腫れ、感染、顎骨壊死、顎関節症、顎が外れたなどの疾患などを診察しています。

口腔外科診療の中で簡単なものから専門的な知識・技術を必要とするものまで当院で治療を行いますが、当院で行うにはリスクが高いと判断される場合や、さらに専門の知識、技術が必要な場合、より高度な診断や診療器機が必要な場合などは、迅速に病院の口腔外科へ紹介をしております。

お口の心配でどこの病院、歯科医院医いくかわからない方、この程度の悩みで大きな病院の口腔外科に行っていいものか悩んでいる方、口腔外科を受診したくても診察時間により忙しくてなかなか大きな病院へ受診できない方など、是非一度ご相談ください。

外科処置を行う場合は、口腔外科専門医による術前の手術方法、リスクの説明を十分行うとともに、術中だけでなく、術後に生じうる合併症に対して十分な対応のとれる専門医による安全な医療の提供を行っております。

主な診療内容の詳細についてはこちらへどうぞ

小児歯科

小児歯科というと虫歯の治療を第一に思い浮かばれる方が多いと思います。当然虫歯の治療も大事ですが、大人になって健全な口腔機能を得るための準備段階としての口腔管理が一番大事になります。

生まれてすぐ始まる哺乳からすでに口腔機能の育成は始まっており、適切な口腔管理が行われないと、大人になっての歯並びなど口腔機能に影響することがあります。

幼児、小児期から口腔内の成長が終わるまで、食事摂取や虫歯の予防、歯並びの育成など、口腔内の管理を行っていきます。

有病者歯科

高血圧症や糖尿病などの生活習慣病、骨粗しょう症、狭心症などの心臓疾患、脳梗塞などの脳血管障害、腎臓病、肝臓病、癌など様々な疾患を抱えている患者様が多くおられます。糖尿病と歯周病の関連、放射線治療、抗癌剤の使用、血液をサラサラにする薬、ビスホスホネート製剤の使用など疾患自体が、また治療処置や治療薬が口腔内に影響を及ぼす場合も多くあります。

これまで総合病院で医科と連携して治療を行ってきた経験を活かし、当院では医科主治医と連携し、疾患を持っている患者様でも出血や感染など歯科治療におけるリスクを把握し、リスクに十分注意した歯科医療を提供いたします。

また、全身疾患の一つの症状として、もしくは治療の副作用として口腔内に口内炎など症状が出現することもあります。このような口腔内の症状を予防、管理することで、治療への影響などを少なくしていきます。

院内感染対策

当院では標準予防策（スタンダードプリコーション）に沿って院内感染予防を実施し、安全な医療の提供を心掛けております。

使用した診療器具の汚染度に応じて、滅菌、消毒、清拭による衛生管理を実施しております。

当然口腔内で使用した切削器具（タービンなど）は患者毎に交換し、滅菌を行っております。

また、マスクや手袋は使い捨てのものを使用し、手指衛生も徹底して実施しております。